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「人体再生」立花 隆 中央公論社

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『宇宙からの帰還』以来、臨死体験脳科学について鋭い探求力でサンエンスや技術革新の根底に迫る著者、本書では、アメリカでの再生医学ティッシュエンジニアリング)や先端医学の取材で衝撃を受け、日本の現状をシリーズ対談の形で7人の(清水慶彦・筏義人・川口三郎・吉里勝利・立石哲也・大島宣雄・上田実)本邦再生医学のパイオニアと、分子レベルから企業化に至るまでの展望を論じている。国家レベル総力戦で動き出したアメリカバイオ産業に追従して始まった日本、クロスオーバーした論議や交流が苦手な縦割り構造は、大学や学会のなかだけでキーテクノロジーを完結してきた。倫理とビジネスの裏表を官民両面からまさに”大人の顔”で開発を進められるかがわが国再生医療アイデンティティーの確立にかかわっている。夢のある分野がうまく育ってほしい。

クインテッセンス出版 書評より

人体再生

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